北海道 ツーリングレポート 1997 夏
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(第 6 話) 十勝停滞
- 7/30 (水) 雨のち曇り
十勝地方は朝から雨になってしまった。
朝食を食べ、久々の新聞に目を通すが、降水確率は午後まで高い。
うーむ、どうしたもんか…
雨の中出発していく人たちをなんとなく見送って、連泊を決意。
洗濯をしつつ何をするか考える。
宿の情報では、帯広近くの回転寿司が美味いとのこと。
前回のツーリングで根室の「はなまる寿司」で味をしめたおいらには
グッとくる情報だ。
新聞を眺めていると、なんとなく映画情報が目に入った。
こうなったらとことんのんびりしてやろう。
今日は寿司 & 映画の日と決めた!この時点で 10時ぐらい。
だいぶ小降りになってはきたが、まだフル装備を要する中を帯広方面へ。
R241 を南下して、道東自動車道のガードをくぐり、「道の駅おとふけ」の手前に
教えてもらった「マリンボーイ」を無事発見した。
ここもいい店だった。
好物のさんまにぎりもかなりイケるし、銀ガレイも美味い!
9皿ほど食べて 1500円程度だったと思うけど、すっかり満足した。
板さんのおニイちゃんも、バイク乗りだそうで話も合って面白かった。
あとは、噂に聞く「北見のトリトン」にもいつか行ってみたい。
ここまで来ると雨はやんで、雲を透かしてうっすらと太陽も…
十勝大橋を渡って帯広の市街へ。
上映開始時間だけはチェックしてきたのだが、映画館の場所までは
チェックしていなかったので若干迷ったけど無事に入場。
観に行ったのは「もののけ姫」
ちいさい映画館は夏休みのガキンちょで一杯。満席立見状態。
そんな中、無精髭はやして汚いなりしたおぢさんが独りで…
ってのは若干抵抗もあったけど、やっぱし観たかったのだ。
観ていない人の為に詳しくは書かないけど、
今までの宮崎駿のハッピーストーリーとはなんか違って、
重〜い雰囲気だし、話が納得行かない部分もかなりあったし、
結末もううむというものだった。
確かに絵的にはすごいんだけど、あれを子供が観て理解できるものなのだろうか…
本屋をちょっとチェックして文庫本なぞを買い込み、
コーヒーが飲みたくなったので、某デパートの 2F の洒落た喫茶店へ。
六花亭の本店もすぐ近くだったけど、混んでそうだったのでパス。
絵葉書なんぞを書きながらチーズケーキも頼んでみたが、これが美味くない (-.-)
やっぱしケーキ食べるならば六花亭の方が正解だったかなと。
すでに夕焼けが出始めた中を上士幌までまっすぐ戻る。
結局、今日一日ほとんど写真も撮らなくて終わってしまった。
かぶとむしでは何年ぶりかという「無断キャンセル」の女の子が出て、
今夜の客は新たに到着したライダー 2人を含めて 3人のみ。
宿主はたいそう心を痛めていたので、ウルトラセブンの「幻の 14(?)話」
(表現上の問題があるので、この回は再放送されないのそうだ)の秘蔵ビデヲを
一緒に観てあげた :-)
後で気付いたが、この日はおいらの誕生日だった。
まぁこの歳になればめでたくもなんともないので別にいいんだけど、
美味い寿司が食えたからいっか。
明日は晴れるといいなぁ。
本日の走行距離 84km
つづく
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