北海道 ツーリングレポート 1997 夏
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(第 1 話) 新車と新装備
- 7/25 (金) 曇り
会社を定時で終わってさくさく帰宅する。
いちおうパッキングまでは昨夜のうちに済ませてあるのだが、
今回は直前でどたばたと新装備も揃えたこともあり、
気になってもう一度点検をする。
一番の違いはバイクが SRX ではなくて Bronco だということ。
現在走行距離 650km 程のド新車。チューブタイヤなので Rough & Road の
パンク修理キットも手に入れた。
リアキャリアは出発前日にぎりぎり間に合って多少位置決めが悪いのを
なんとか装着した。今回はバッグも Rough & Road の振り分けパニアバッグを
奢ってしまったのだ。おまけにジャケットも Bronco に合わせた The North Face の
黄色い「お New」 (^^;
全身ピカピカの初心者みたいな雰囲気を漂わせつつ
( ヘルメットとかテントとかは汚いままなのでそうでもないが )、
沼津IC から東名に乗り、東京フェリーターミナルを目指す。
台風が近づいているのが気になったが、なんとか降られずに済んだ
東名を用賀で降りて、環8を南下。いつも目黒通りに入るところを行き過ぎてしまい、
中原街道を使う。金曜の晩にしては割と空いた。
懐かしの五反田駅を通り過ぎ品川へ向かい、順調に第一京浜に出る。
パニアバッグのせいですり抜けは気を遣うが、それほど神経質にならなくても
大丈夫のようだ。
レインボーブリッジを渡ってしまうとお店がなくなるので、浜松町付近のローソンで
若干の買い出し。文庫本とお茶 2L。ついでに虫除けスプレーも買っておく。
9:30 ころに無事フェリーターミナルに到着。
をお、ターミナルのビルが新しい!
馴染みのあるちょっと薄汚い :-) いままでのビルとは違ってクリーンなものに変わった。
ただ、受け付けカウンターが2階に変わったので若干めんどくさいかな。
フェリーはサブリナで、船内の掃除をしているようだった。
よく見ると外装がだいぶ汚れている。
新船のころから知っているので、なんだか時の流れを感じてしまった。
乗船までにはかなり時間があったので、どんなバイクが来てるかをチェックする。
やはり 400ネイキッドが多いが、VTR1000 が2台と黄色い Bronco ももう一台いた。
無事に定刻に乗り込む。ベッドは上段だった。ちょっと登る手間はあるけど、
下よりは静かなので実際はそれほど悪くない。船の売店で「とほ」を買い
風呂は予想通り混んでいたので明日にして寝ることにした。
本日の走行距離 150km
- 7/26 (土) 薄曇り
7時ころに起きる。なんとか台風には追いつかれなかったようだが、空は薄曇り。
デッキに出ても、ベトついた湿った風であまり気持ちがよくない。
レストランで朝粥を食べてしまうと、早くもやることがなくなってしまった。
空くのを見計らって風呂に入り、もう一度睡眠 (^^;
昼に起きて、カレーかなにかを食べて一等(Bデッキ)のフォワードデッキに陣取る。
買ってきた文庫本を読むが、イマイチ面白くなく内容はもう忘れてしまった。
これも今年新調したツーリングマップル北海道を眺めながら大体のコースを考える。
今回行きたいと思っている場所は、富良野のへそ祭りとトムラウシの温泉。
それに長年の宿題となっている襟裳岬ぐらい。
あとは天気に任せて晴れてる方へ行けばいいだろう。
しかし、天気予報をチェックしたところ、
どうやら火曜ぐらいに全道的に雨になりそう … う〜む
うまいルートが考え付かないまま、なんとなく夕食の時間になり、
焼肉定食を食べる。
船内をウロウロしても特に面白いでもなく、早めに寝た。
つづく
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