北海道 ツーリングレポート 1995 夏
(第10話) 道東爆走
(つづき)
地図を見ると清里町まで 100km ぐらい。間に合うか?
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弟子屈の街を抜け、R391 を行くか、清里峠を行くかでちょっと迷う。
距離的には国道の方が近いが景色は望めない。ええいままよ!と
走り慣れた裏摩周方面を目指す (^^;
R243 から北25号線へ…交通量は非常に少ない。OOO km/h で巡行。
おまわりさん見逃して (_._) しかし清里峠の登りでは 5速全開で XXX km/hしか出ない。
どうした SRX!! プラグの寿命か!?それとも過積載か?
霧の裏摩周をパスして下りのワインディングへ。
タイヤの真中だけ減っていてグリップが危ういので、
いつもよりリーンアウト気味でコーナーをこなす。ちょっと暗くなってきた。
神の子池も今回は素通り。
山を下りて 70km/h 以下にスピードダウン。このペースでも間に合うはずだ。
清里の町中でちょっと迷って人に聞いたりしたが、無事に清里イーハトーヴYH到着。
ほっとする (^^; けっこう山の上だったのね。空には真っ黒な雲が…
SRX を軒下に停める。ちょうど夕食に間に合った。
それにしても綺麗なYHだ。こんなカッコで入っていいもんかしら ( ^^ ;
桃岩とは大違い:-) の夕食を食べた後、清里市街にある温泉(名称失念)へ
連れていってもらう。チェックインの際に申し込むのだが、非常に良かった。
設備的には置戸の「ゆうゆ」といい勝負である。ただし
「ゆうゆ」にはあった貸しタオルやシャンプー&リンスは常備されていないので注意。
雨はまだ降ってこない。消灯時間までホステラーやペアレントさんとダベって情報交換。
羅臼岳で親子熊を見たという話にびっくり。明日は午前中雨との予報だが、
もし晴れれば斜里岳に登りたいなと思っていたのに…
斜里岳では滅多に出ないそうだけど。
なかに「とらべるまんの北海道」最終版を持っている人がいて、
懐かしく見さてせもらった。綺麗なベッド(久しぶり!!)でおやすみなさい。
本日の走行距離 352 km
- 7/25 (火) 雨のち晴れ
キャンプ生活が抜け切らずに 5時ころに目覚める。
外を見ると雨は落ちていない。さては通り過ぎたか?
同室の人を起こさないよう静かに外に出て朝の一服なぞ ( ^^ )
清里YHは館内禁煙である。
その割にペアレントさんもヘルパーさんも喫煙者が多いのは何故? :-)
斜里岳は見えていたが、雲がけっこうなスピードで流れている。
素泊まり組の登山者おぢさんとちょっと話す。今日の午後登ると言っていた。
朝食を終り出発の準備をしていると雨が落ちてきてしまった。
結局、晴れるまで洗濯をすることにした。出発していくバイクを何台か見送って、
洗濯が終るまでリビングで読書したり、SRX を整備したりして過ごす。
この天気なので斜里岳登山は断念。布団の魅力に惑わされたのか、落石
の「カジカの宿」に知らず知らずのうちに予約を入れていた…
果たして、洗濯が終ると同時に雨は上がった。ふっふっふ大正解 (^^)v
ペアレントさんとヘルパーさん数人に見送られながら出発。
11時ぐらいだったかな。ありがとさんでした。
宇宙展望台を目指す。入口が工事中だと聞いたので、野性の勘で走った
ら思いっきり迷ってしまった。あちこち走り回って何本かダートにも入
り込んだけど全然だめ。結局でっかいトラクターを停めて、地元のおぢ
さんに道を聞いてめでたしめでたし (^^;
展望台へ登るダート道は舗装化の工事がかなり進んでいた。
やっとのことで到着。古電柱と廃材で組んだ手作り風味のやぐらだった。
崩れそうな足場をおっかなびっくり登る。
やぐらの一番上には風見「羊」君がいるのだが、そこまで登ろうとして、
ちょうどいい位置にあるてすりに頭をぶつけたのは
おいらだけではあるまいと確信する!
残念ながらまだ雲が多く、斜里岳も半分以上隠れていた。
晴れていればとてもいい景色だろうが曇りでは色が少ない。
訪問者ノートは風雨に晒されてぼろぼろだった。
しかし、舗装化とともに、この素朴な展望台も変わってしまうのだろうなぁ…
時刻は1時近い。腹減った…ここらで昼飯でも食べよう。
YHでもらった清里ガイドを見ると駅前の寿司屋が載っていた。
安くて美味いらしい。
しかぁし、たどり着いてみると、営業は夕方からだった ( ; _ ; )
ううう〜 こうなると意地でも寿司が食べたくなるのが人情。
しかし、ないものはないので近くの「ひさご食堂」へ入った。
結果的にはこれまた大正解。ラッキー野郎おぎのである。
800円ぐらいで、刺身&トンカツ&焼き鮭&etc という「ひさご定食」は
大サービスメニュー。ちょー美味くてボリュームも満点 (^-^)
腹もおさまったので、改めてルートを検討。
落石に6時ごろまでとなると知床経由はちと辛い。
このあたりはかなり走っているので、
どうせなら一度も走ったことのない道をということで、R244 を行くことにする。
斜里で給油して知床の付け根を横断だ。
斜里からすぐの朱円環状土篭(ストーンサークル?)を見学。
この手のものは結構目がないおいら。もしかしたらUFOの基地かもしんないし、
かなり昔から北海道に人が住んでいたことを想像するとなかなか楽しい。
R244 に戻る。交通量は少ない。
いかにもオショロコマが釣れそうな川を何本も越える。
峠の手前でチャリダーを抜く。頑張れ!途中、川北温泉や薫別温泉が
「おいでおいで」をするが今日のところは我慢。
雲がびゅんびゅん流れて急激に青空が広がってくる。気分爽快!
開陽台方面に曲がって西7号線を走る。
この夏、新しくなった開陽台は是非ともチェックせねばなるまい。
(つづく)
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