東北ツーリングレポート 2008 夏

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第 6 話 : 蔵王越え


■ 2008/08/08 (金) 晴れ

独眼流正宗

エアコン付き部屋で眠ったので少々ノドが痛かったが、爽やかに起床。
素泊まりのため、昨晩のうちに仕入れておいたおにぎりなぞでゆっくり朝食。
とりあえず、二人とも行ったことがなかった青葉城へ向かう。

ずんだずんだ

今日も天気が良い。テレビにもよく出る正宗公の騎馬像付近からは海まで眺められた。
とりあえずお約束の「ずんだ餅」。朝飯直後だったので、カップ入りの小さなやつで。
城内ではいろいろイベントも行っているようだったが、今日も先が長そうなので、これぐらいで勘弁しておく。

通勤時間帯の仙台市内を突っ切って、R45を仙台港方向へ。
時折、ホクレン旗を立てたバイクとすれ違う。北海道帰りのフェリーが到着したのかな?
そんなこんなで 10時の開店に合わせて南海部品へ到着。

実は、相方がヒザのプロテクターを忘れたまま旅に出てきてしまっていたのだ。
何かあったらイヤなので、道々探しては来たものの、岩手より北には在庫があるバイク用品店がなく、
よーやく仙台まで下ってきて、ココにあるのを昨夜ホテルから電話して確認済みだったとゆーワケ。

無事に目当てのブツをゲットし、海沿いのクルマの多い幹線道路を南へ走る。
名取の Boy's Dream の前を通って(師匠、タイミングが合わずにゴメンなさい)、SUGO 方面へ。
が、新しい道路ができていて、数年前とはゼンゼン景色が変わってしまい少し迷う。

懐かしの SUGO 入り口

確かに細い道だった記憶があるけど、こんなに細かったっけー?とか、
分岐で方向を誤って、村田IC 手前まで来ちゃって引き返してみたり
それでもなんとか SUGO サーキット入り口に到着。
今日は特になにも開催してないのだが、近くまで来たのでせっかくなので寄ってみたのだ。

既に 12時を回ってしまったので、とりあえず写真だけ撮って先を急ぐことにする。
村田IC付近で少し迷いつつ県道12へ入り、蔵王を目指す。

蔵王釜飯

とはいえ、ハラは減った。
鼻の利く相方が「山ぼうし」というお食事ドコロを見つけたので入ってみる。
ありがたく冷房の効いた室内で、蔵王釜飯をいただく。フツーにんまい。
相方は「にゅうめん」なるものをオーダー、ガラスのボウルに盛られた少し不思議な感じの麺だった。

無線機の電池が弱ってきたので、少し先のコンビニで手に入れる。
ついでにタバコと非常食も念のため仕入れつつ、山へ向かう。

駒草平の展望台

R457 の分岐を過ぎ、エコーラインに入ると道はくねり始める。
つーか、限りないヘアピンの連続となって高度を稼いでいく。
だんだん涼しくなってくるのはいいのだが、いかんせん遅いクルマに引っかかる。
非力なエンジンをブン回してなんとかかわし、駒草平へ。

このあたりまで登るとけっこう涼しい。
駐車場から少しあるいてガケっぷちの展望台へ。
キョーレツに深い谷。遥か谷底の川の流れもよく見えた。
緑の山と青空と茶色い岩のコントラスト。上流に大きな滝も見える。

ハイライン山頂

蔵王と言えば、やっぱし「お釜」。
今日は天気もサイコーだ。有料道路「蔵王ハイライン」に入る。
が、コーナー 2,3個で、有料道路終了。まぁしゃあないんだけど…

係のおっちゃんに誘導されて、駐車場一番手前側にバイクを停める。
こちら側から見る山なみもなかなかヨイ。
沢山の観光客の間を縫って、とりあえずおやくそくの「玉こん」なぞを味わいつつ一服。

おカマちゃん

いよいよ初めてのお釜へ。
稜線を超えると彼方にグリーンに輝いて見えた。
有毒ガスが出ているので近くまでは行けないけれど、逆にニンゲンが居ないのがイイのかな。

蔵王のスケールは想像していたものより大きかった。
お釜の周回?散歩道つーか登山道もあったが、軽い気持ちでは行けなさそうな距離。
有料道路代 370円ナリを払っても見る価値はありますな。

エコーラインのつづら折れを下っていく。こちら側はクルマが少なくてイイ感じ。
R13 バイパスまで下ると暑さが復活。
山形新幹線と併走したりしつつ、赤湯の町へ。

コンビニでアイスなぞを喰らいつつ、今日のキャンプ地を検討。
少し道を逸れることになるが、長井市の山側にある「古代の丘縄文」とゆうキャンプ場に決定。
平地よりは夜も涼しいダロうという判断。
長井市内で買い出しして、キャンプ場へ向かう。

古代の丘縄文キャンプ場

ツーリングマップルでは無料とあったのだが、行ってみると一人 400円とのこと。
受付時間ぎりぎりだったが、なんとか受け付けてもらってテント場へ。
縄文の丘とゆー広い公園の片隅で、先客は1組の家族のみ。
夕暮れの中、ゆっくりと夕食。周りが開けていて眺めが良いのが Good。

暗くなってから、目星を付けておいた「卯の花温泉はぎの湯」へ二人乗りで行ってみる。
が、ここは大失敗。
お湯は良いのだが、客のマナーが酷い。まぁ、お盆の時期ってのもあるので仕方ないか…

早々に静かなキャンプ場に戻って星を眺める。少し湿気が多いがいい夜だった。

本日の走行距離 : 182km


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