カナダ・ユーコン 2003 夏

15. ビクトリア〜バンクーバー


7/2 (水) 晴

The Carriage House B & B

ゆっくりと起床。今日も天気は上々のようだ。
シャワーを浴びてから朝食。トーストのパンが美味い。フルーツも美味。
B&Bを渡り歩いて旅しているという日本人の熟年?夫婦と情報交換。
英語はほとんど喋れないながらも楽しんでいるようだ。

Dan と Naoko に礼を言ってから出発。
宿代は約束通り現金払いの領収書無しのディスカウント。気持ちは解る(笑)

州会議事堂

10 時発のバスに乗ろうと思っていたのだが、鈴のスーツケースのキャスター壊れもあって
バスディーポ到着が遅れる。
今日は Feathercraft 社訪問の予定で、工場が開いているのは 16:00 までなので
なるべく早くバンクーバーに戻りたかったのだが仕方ない。

鈴を残し、バス出発までビクトリアの町中をぶらぶらする。
昨夜の花火大会の痕はすっかり綺麗に掃除され、通りは清潔だ。
NZ の ChristChurch を小綺麗にした感じで非常に好印象。
バンクーバーよりも断然ビクトリアが気に入った。

BC フェリー

バスディーポに戻ると既に出発寸前で、心配顔で鈴が待っていた。
Canada Day 帰り?とあってかバスはほぼ満席。

行きのルートを逆に辿って、スワーツ・ベイからフェリーに乗船。
勝手はわかっているので混むレストランは避けて、カフェで買い出し。
ところが鈴に全部任せてみたのが悪かった(笑)
本人はバーガーとコーヒーを頼んだつもりだったのだが、持ち帰ったのはコーヒーとポテトのみ。
まだまだ修行が足らんのぉ〜

本土に戻りバスは軽い渋滞にハマる。
約束の時間に Granville Island まで辿り着けるかビミョーになってきた。
終点まで行かずに途中下車するかと相談したのだが、バス通りにはタクシーをほとんど見かけないので
パシフィック・セントラル駅の客待ちタクシーの存在に賭けてみる。

結果的には賭は成功!
速攻でタクシーを拾って、スーツケースをトランクに押し込む。
運ちゃんに「飛ばして!」と頼む。裏道を駆使して 5分後には Granville Island 到着。
おっちゃんエライ!チップを少々多めにはずんだ。

型紙に合わせて切り抜き @ Feathercraft

Feathercraft 本社の場所はチェック済みなので問題ナシ。
オフィスらしきところで声を掛けてみると、今までメールをやりとりしていた Scott が出てきて
案内を買って出てくれた。

工場は二階建てだがこぢんまりとしている。
入り口近くの作業台では、巨大な型紙に合わせ船体布をカットしている。
これが裁ちばさみでカットしているのだ。まんま「手作り」って感じ。

船体布を縫う @ Feathercraft

次いで二階を見せてもらう。
わお、おばちゃんがミシンで船体布を縫っている!
壁には沢山のジグ。全て型に合わせて手作業で部品を作っているのが解る。
フレームもポリカーボネートのリブも旋盤とフライスで手削り。
コーミング等の FRP 製の部品のみ NIMBUS から買っているそうな。
替わりにラダーやペダルを供給しているので、ほぼ物々交換の模様。

とあるセクションに入る時「ちょっと待ってくれ」と言われる。
どうやら見せたくないものもあるようだ。
蒸着行程だけ見れなかったので、たぶんそれが企業秘密なんだろ〜な〜と。

Doug と記念写真

一通り見学させてもらって入り口に戻ると、Doug Simpson がTシャツ短パンとゆーラフな格好で
ウロウロしていたので、記念写真を撮ってもらう。
社長自ら色々飛び回っているようで忙しそうだったが、少々立ち話。
「日本の Feathercraft Meeting に是非来い」と誘ってくれた。

社員はわずか 16名。ホントに小さな会社だが、そこは世界の Feathercraft。
非常にイイものを見せてもらったな〜と感動。
ここには書けない話も聞いちゃったし♪

Granville Island をウロウロし、Infomation まで戻ったところ鈴がバタバタしていた。
なにやらおねいさんに英語で聞かれてうろたえている。
何だ?と思って聞いてみると、デジカメの落とし物があったがお前のか?とのこと。
げげっと思ってバッグをチェックするとジッパーが開けっ放し。
落としたのはおいらでした。ギらずに届けてくれたカナディアンに感謝。

いくら陽は高いとは言え、そろそろ夕方。今日の宿を探さねばならない。
なによりスーツケースを引きずりながら移動するのは非常に疲れた。
思いついて Killer Whale ツアーで会ったワーホリの2人に電話。
取り敢えずスーツケースを預かってもらう。

明日からはカナディアン・ロッキー方面へドライブ予定なので、レンタカーも手配しなければ。
ダウンタウンの小さなレンタカー屋をチェックするが、3日間で $400 などと吹っ掛けられる。
しかも車はシビックだとのこと。

やはり今の世の中 Web で検索した方が早いとゆーことで、インターネット・カフェへ。
AVIS の方が安いことがあっさり判明。しかも車はデカいやつだ。
四駆タイプかミニバンタイプか迷ったが、四駆の方が燃費が悪そうなのでミニバンをチョイス。
ついでにホテルも検索して、RAMADA の安い部屋を押さえることができた。

Tsunami からの眺め

無事にチェックインしてシャワーを浴び、再度街に出る。
念のため、AVIS の営業所の場所をチェックし、予約が取れていることも確認。
一安心したので、夕食は寿司を奢ることにした。
ワーホリ組がバイトしている Tsunami Sushi (少々高級な回転寿司) へゴー!

カウンター内で握っているのはどうやら韓国人っぽい。
サーモンや牡蠣は安いのだけど、鳥の唐揚げが妙に高かったりとヘンな感じ。
とは言え、味はフツーにイケたし、値段もまぁ許容範囲で、久々の和食は非常に楽しめた。

帰り道に Hooters バンクーバー店を試してみたものの
なんか老け気味 & 横幅ありすぎの店員さんばかりで少々幻滅。
Daytona 店は良かったのにな〜(笑)
明日の計画を練りつつもコーヒー一杯で退散し、帰路についた。


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