15. ビクトリア〜バンクーバー
7/2 (水) 晴
ゆっくりと起床。今日も天気は上々のようだ。
シャワーを浴びてから朝食。トーストのパンが美味い。フルーツも美味。
B&Bを渡り歩いて旅しているという日本人の熟年?夫婦と情報交換。
英語はほとんど喋れないながらも楽しんでいるようだ。
Dan と Naoko に礼を言ってから出発。
宿代は約束通り現金払いの領収書無しのディスカウント。気持ちは解る(笑)
10 時発のバスに乗ろうと思っていたのだが、鈴のスーツケースのキャスター壊れもあって
バスディーポ到着が遅れる。
今日は Feathercraft 社訪問の予定で、工場が開いているのは 16:00 までなので
なるべく早くバンクーバーに戻りたかったのだが仕方ない。
鈴を残し、バス出発までビクトリアの町中をぶらぶらする。
昨夜の花火大会の痕はすっかり綺麗に掃除され、通りは清潔だ。
NZ の ChristChurch を小綺麗にした感じで非常に好印象。
バンクーバーよりも断然ビクトリアが気に入った。
バスディーポに戻ると既に出発寸前で、心配顔で鈴が待っていた。
Canada Day 帰り?とあってかバスはほぼ満席。
行きのルートを逆に辿って、スワーツ・ベイからフェリーに乗船。
勝手はわかっているので混むレストランは避けて、カフェで買い出し。
ところが鈴に全部任せてみたのが悪かった(笑)
本人はバーガーとコーヒーを頼んだつもりだったのだが、持ち帰ったのはコーヒーとポテトのみ。
まだまだ修行が足らんのぉ〜
本土に戻りバスは軽い渋滞にハマる。
約束の時間に Granville Island まで辿り着けるかビミョーになってきた。
終点まで行かずに途中下車するかと相談したのだが、バス通りにはタクシーをほとんど見かけないので
パシフィック・セントラル駅の客待ちタクシーの存在に賭けてみる。
結果的には賭は成功!
速攻でタクシーを拾って、スーツケースをトランクに押し込む。
運ちゃんに「飛ばして!」と頼む。裏道を駆使して 5分後には Granville Island 到着。
おっちゃんエライ!チップを少々多めにはずんだ。
Feathercraft 本社の場所はチェック済みなので問題ナシ。
オフィスらしきところで声を掛けてみると、今までメールをやりとりしていた Scott が出てきて
案内を買って出てくれた。
工場は二階建てだがこぢんまりとしている。
入り口近くの作業台では、巨大な型紙に合わせ船体布をカットしている。
これが裁ちばさみでカットしているのだ。まんま「手作り」って感じ。
次いで二階を見せてもらう。
わお、おばちゃんがミシンで船体布を縫っている!
壁には沢山のジグ。全て型に合わせて手作業で部品を作っているのが解る。
フレームもポリカーボネートのリブも旋盤とフライスで手削り。
コーミング等の FRP 製の部品のみ NIMBUS から買っているそうな。
替わりにラダーやペダルを供給しているので、ほぼ物々交換の模様。
とあるセクションに入る時「ちょっと待ってくれ」と言われる。
どうやら見せたくないものもあるようだ。
蒸着行程だけ見れなかったので、たぶんそれが企業秘密なんだろ〜な〜と。
一通り見学させてもらって入り口に戻ると、Doug Simpson がTシャツ短パンとゆーラフな格好で
ウロウロしていたので、記念写真を撮ってもらう。
社長自ら色々飛び回っているようで忙しそうだったが、少々立ち話。
「日本の Feathercraft Meeting に是非来い」と誘ってくれた。
社員はわずか 16名。ホントに小さな会社だが、そこは世界の Feathercraft。
非常にイイものを見せてもらったな〜と感動。
ここには書けない話も聞いちゃったし♪
Granville Island をウロウロし、Infomation まで戻ったところ鈴がバタバタしていた。
なにやらおねいさんに英語で聞かれてうろたえている。
何だ?と思って聞いてみると、デジカメの落とし物があったがお前のか?とのこと。
げげっと思ってバッグをチェックするとジッパーが開けっ放し。
落としたのはおいらでした。ギらずに届けてくれたカナディアンに感謝。
いくら陽は高いとは言え、そろそろ夕方。今日の宿を探さねばならない。
なによりスーツケースを引きずりながら移動するのは非常に疲れた。
思いついて Killer Whale ツアーで会ったワーホリの2人に電話。
取り敢えずスーツケースを預かってもらう。
明日からはカナディアン・ロッキー方面へドライブ予定なので、レンタカーも手配しなければ。
ダウンタウンの小さなレンタカー屋をチェックするが、3日間で $400 などと吹っ掛けられる。
しかも車はシビックだとのこと。
やはり今の世の中 Web で検索した方が早いとゆーことで、インターネット・カフェへ。
AVIS の方が安いことがあっさり判明。しかも車はデカいやつだ。
四駆タイプかミニバンタイプか迷ったが、四駆の方が燃費が悪そうなのでミニバンをチョイス。
ついでにホテルも検索して、RAMADA の安い部屋を押さえることができた。
無事にチェックインしてシャワーを浴び、再度街に出る。
念のため、AVIS の営業所の場所をチェックし、予約が取れていることも確認。
一安心したので、夕食は寿司を奢ることにした。
ワーホリ組がバイトしている Tsunami Sushi (少々高級な回転寿司) へゴー!
カウンター内で握っているのはどうやら韓国人っぽい。
サーモンや牡蠣は安いのだけど、鳥の唐揚げが妙に高かったりとヘンな感じ。
とは言え、味はフツーにイケたし、値段もまぁ許容範囲で、久々の和食は非常に楽しめた。
帰り道に Hooters バンクーバー店を試してみたものの
なんか老け気味 & 横幅ありすぎの店員さんばかりで少々幻滅。
Daytona 店は良かったのにな〜(笑)
明日の計画を練りつつもコーヒー一杯で退散し、帰路についた。