カナダ・ユーコン 2003 夏

13. バンクーバー 〜 ビクトリア


6/30 (月) 雨のち晴れ

タクシーに乗る人達

ゆっくりと起床。外は雨が降っている。
昨夜のうちに買い込んでおいたパンをかじる。
ホテルのサービスの新聞ではキャサリン・ヘップバーン死亡記事が一面を占めていた。

9:00 にロビー集合。
今日、ほとんどのメンバーは帰国してしまう。
というか、残るのは、鈴とおいらの呑気者2名のみ。
大型タクシー2台で空港に向かうメンバーを見送る。

パシフィック・セントラル駅

鈴と相談し、まずはビクトリアに向かうことにする。
ホテル前からバスに乗り、パシフィック・セントラル駅へ。
ここでビクトリアまでの長距離バスに乗り換え。
チケット代は往復で $60。「地球の歩き方」に載っている値段より1割高い。
有効期間を聞いてみたところ1年間だそうだ。

バスの出発は 10:30。
少々時間があったので、駅のスタンドでコーヒーを買い込む。
ちなみにこのバスにはトイレは無い。

トゥワッセン港を出るフェリー

バスに揺られること約1時間。
アメリカ国境に近いトゥワッセンのフェリー乗り場に到着。
特に手続きもなく、乗車したままフェリーに乗船。
バスは車庫の一番前に停車。どうやら一番優先のようだ。

バスの車体番号と座席番号を控えてから、フェリー内部に移動。
月曜日だが、明日がカナダ・デイの休日ということもあってか乗客は非常に多い。
聞くと3連休というところもかなりあるそうだ。
デッキに出る。雨はすっかり上がり、青空が気持ちイイ。風も爽やかだ。

ジョージア海峡

ほどなくフェリーは出発。
レストランは混んでいたので、カフェでテキトーにパン類とコーヒーを買い込む。
ほとんど座りっぱなしなのであまり空腹ではなかった。

フェリーはジョージア海峡の島々の間を縫って進む。
それぞれの島は高級別荘地のようで高そうなコテージが点在している。ヨットも多い。
デッキに出ていると風が強くて寒いぐらい。
スカノラックを着込んで丁度良い。夏なのに。

そんなこんなで下船の放送があり、バスに戻る。
スワーツ・ベイから特に渋滞もなくビクトリア到着。
時刻は 14:30。4 時間程掛かったことになる。

バス・ディーポのすぐ横が格調高いジ・エンプレス。そしてビクトリアのメインストリート。
非常にイギリス的な街だ。ここに比べるとバンクーバーは無国籍な街に感じる。
インナー・ハーバー沿いでは大道芸人が多い。カナダ・デイに向けて盛り上がっているようだ。

そんな観光客が溢れる中、スーツケースをゴロゴロ引っ張りながら、インフォメーションへ。
幸い日本人の係員さんが居たので、ホテルの希望を言って探してもらうが、やはり空きはほとんどない模様。
最終的には地球の歩き方にも載っている、The Carriage House B & B に決める。
決め手は現金払いならば、一泊 $76 にしてくれるというトコロ。料金は1部屋単位なので割安だ。
宿も決まったので、ついでに明日の(キラー)ホエール・ウオッチングも予約。
こちらは、どの業者も大差ないということで、宿から近い場所を選択。

再びスーツケースを引っ張って、B & B へ。
徒歩 10 分程度と近いのだが、鈴のスーツケースのキャスターが1つ壊れてもたつく。
それでも無事にチェックイン。ずっとエキストラベッドだった鈴に広い方のベッドを譲る。

コインランドリー

疲れたので寝ると言う鈴を部屋に残して、コインランドリーを目指す。
ショッピングモールの向かいで、小洒落たカフェが隣接していて、両替や洗剤はカフェのおぢさんに言えば OK。
外のテーブルでカフェオレを啜りながら洗濯が終わるのを優雅に待つことができる。ナイスな場所だ。
が、ここの洗濯機、Unbalanced で度々止まる。
お陰でしょっちゅうチェックしに入らねばならずイマイチ落ち着かなかった。

カフェの奥は中古本屋になっており、バンクーバー島のカヤックコースの本を格安でゲット。
さらにインターネットコーナーもあるのを発見。
試しに繋いでみると、日本語も通じたのでメールチェックができた。

洗濯も無事終了し、B & B に戻り、鈴と2人で街に出る。
とは言ってもエディー・バウアーをチェックした程度で、特に土産も買わず。

中華街

朝からパン類しか食べてないので、夕食は中華!ということに決まり、チャイナタウンへ。
いろいろ店があるので、しばし偵察。
中国人らしきグループが入っていったので、「湖南小喫」という店へ入ることに。
ディナーコンボ2人用が良さそうだ。

最初のワンタン・スープは非常に繊細な味付けで美味かったのだが、
後のレモン・チキンやジンジャー・ビーフの味付けが妙に甘い。と言うか甘すぎる〜!
焼きそばとチャーハンもイマイチ口に合わず。ということで腹は充分膨れたものの、評価は「B-」ということで。

夕暮れのインナー・ハーバー

ジョンソン橋で夕陽の写真を撮る。
すでに 21:00 を過ぎたのだが、ようやく陽が沈む時間だ。
タバコをせびる怪しいにーちゃんをやりすごして、ワーフ・ストリートをインフォメーション方向へ。
広場ではフォーク・フェスティバルが行われていた。バンクーバーのジャズ・フェスティバルよりも大規模か?

インフォメーション前の広場でも沢山の人が夜を楽しんでいた。
10種類以上の楽器を一人で弾きこなすおぢさんや、下手くそな大道芸なぞを眺める。
少々寒くなったので、B & B に引き返す。
ライトアップされた州会議事堂が綺麗だ。

途中、コンビニに寄って食料を少々買い出し。
鈴はルート・ビアーが気に入ったようだ。
カナディアン・ペースで食べているので胃拡張気味で太ってきた感じ。


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