カナダ・ユーコン 2003 夏

12. バンクーバー連泊


6/29 (日) 晴れのち曇り、時々雨

前日、空港で申し込んでおいた「バンクーバー観光ドライブ3時間」ツアーのスタート時刻が
ツアー会社の都合で 10→13時に変更になり、午後いっぱい使えるハズの自由時間が少なくなってしまった。
昼過ぎにはホテルに帰ってこなければならない。

とゆわけで、午前中の早い時間から行動することにする。
スタンレー公園の 9 O'Clock Gun の前に9時で恵子ちゃんと待ち合わせ。
外国で知らない街を探検するためには、歩くのが一番だというのがおいらの信念だ。
余裕をもって 7:30 過ぎに部屋を出る。

9 O'Clock Gun

グランビル通りを北上。
朝の街は人通りもまばらで、少々ガラの良くないのがうろついている。
とりあえずシカトしまくって、ロブソン通りへ左折。
スタバが開いていたので、サンドイッチをテイクアウト。Yukon というブレンドのコーヒーも試してみる。
フェリー乗り場の近くで海を眺めながら朝飯。空が高い。
ユーコンもそうだったが、バンクーバーも乾燥している。日本とは空の色も違うような気がする。

そうこうしているうちに待ち合わせの時間が迫ってきた。早足モードへ。
しかし、スタンレー公園に入ってからの歩道がくせ者。
海岸線に沿ってくねくね曲がっているので、直線距離よりも大幅に遠回りなのだ。
結局 10分ぐらい遅れて到着。あらら。

トーテムポール広場

トーテムポール広場や水族館近くの広場で野外展示してある絵を眺める。
ローズガーデン等イギリスの影響を強く受けていると思われる。
ぼーっとしていたら、写真を撮ってくださいとカタコトの日本語で話しかけられた。
韓国人のおじさん達で、こちらに移住して 10年以上だという。流暢なフランス語を喋っていた。

無料シャトルバスを待つ間にアイスクリームを食べる。これは待ち合わせに遅れたおいらのオゴり。
このぐらい大きな公園になると、やはりバスは便利だ。窓も大きくて眺めは良い。
運転手さんが妙に陽気で声がでかい。ふと、こういう仕事もいいなと思った。
Hollow Tree は予想以上に大きくてちょっとびっくり。

馬車ツアー

帰りは市バスにした。
乗り方を恵子ちゃんに教えてもらう。料金は $2 均一。90分以内ならば他の路線に乗り換え可能。
もちろん帰ってくることもできる。少々高いが、なかなか良いシステムだ。

グランビルで降りてメガネ屋を探す。
ユーコンで壊れた鼻当て部分を修理してもらった。$8 とお値段も良心的。
London Drag というショッピングモールでお土産の物色。
残念ながら、メイプルシロップの小瓶は置いてなかった。
地下の電気屋で Palm を見るが、定価販売だったので見送り。
そんなこんなで、昼飯を食べる時間がなくなってしまい、コンビニでテキトーに済ます。

サイプレス山から街を見下ろす

ホテルに戻って、観光ドライブ3時間スタート。
ツアー代は 300CAD。一人当たり 30CAD だからまぁまぁのコストパフォーマンスだろう。
運転手兼ガイドさんは日本人のおじさんだ。10人乗りのミニバンで行きたいところに行ってくれる。
最初にスタンレー公園を半周して、ライオンズ・ゲート・ブリッジを越えてサイプレス山へ。
カピラノ吊り橋はつまらないらしいし、グラウス山のゴンドラは死ぬほど待つらしいのでパス。

West Vancouver までは R99 の高速道路を使用。
展望台手前に「熊に餌をやるな」の看板が。やっぱり居るのね。
駐車場にはホワイトホースの街にあったのと同じ熊避けのゴミ箱も。
雲がかなり増えてしまったが、展望台からダウンタウンを見下ろす眺めは良かった。

シーバス乗り場

ここでガイドさんから提案。
この先、渋滞が予測されるので、シーバスに乗ってはどうかということ。
皆が賛成したので、シーバス乗り場へ。海までの下り坂がけっこう長い。

入り口でチケットを買って中へ入る。あと何分で出発という大きな電光表示が目立つ。
自動ドアが何枚もあって、片側から降りて反対側から乗るというシステム。浜松町のモノレールのようだ。
客室は1フロアのみで外には出られなかった。観光船じゃないのでこんなものか。
カナダ・プレイスに留まっているアラスカ観光船がやたらデカい。

豪華な内装のウォーター・フロント駅で再度ミニバンへ。
ツアーの残り時間はあとわずか。おぢさん達は海洋博物館で降ろしてもらうという。
とうとう雨が落ちてきてしまった。
残った4人を乗せて、ブリティッシュ・コロンビア大学まで行ってもらう。
キャンバスはやたらと広い。駐車場も立体で巨大だし、ゴルフコースまで敷地内にある。
おまけにヌーディスト・ビーチまであるらしい。いやはや。

ジャズ・フェスティバルを見に行くという鈴を残し、グランビル・アイランドで降ろしてもらう。
パブリック・マーケットで恵子ちゃんのお土産買いに付き合う。
さんざん悩んでスモークサーモンを沢山買い込んだ模様。
ユーコンツアーで美味しかった牡蠣のスモークの缶詰も買っていた。すごい量だ。

パブリック・マーケットとは反対側にある Feathercraft の本社を偵察に行く。
実は事前にメールを出して見学させてくれと頼んであるのだが、7/1 までお休みなのだ。
Feathercraft まで行ったら、怪しい東洋人が窓越しに覗きこんでいた。
鈴木さんだった。Kライトも持っているため、やはり気になった模様。
K2の組立ビデオにも出てくる本社裏の海岸で記念撮影。

ダウンタウンに戻るには頭上はるか上の橋を渡るか、ミニ・フェリーを使うかのどちらか。
せっかくなのでミニ・フェリーにチャレンジ。ほんとに小さい。10人乗れないぐらい。
一旦ホテルに戻って林゛さんと合流し、晩飯を喰いに再度街に出る。
ちなみに海洋博物館はイマイチだったそうな。

ジャズ・フェスティバル会場に行くと、まだ残っていた鈴を発見。
どうやらステージも大詰めなようなので小雨に濡れながら演奏を聞く。
こぢんまりとした規模だったが、なかなか良かった。

そして若者(笑)4人でロブソン通りの Taste of India というカレー屋へ。
ここは非常に辛くて美味くて量もカナディアンサイズで大満足。つーか食べ切れないぐらい。
乾燥して割れた唇が痛かったが、過去最高に美味いカレー屋だった。タンドリーチキンも激ウマ。

最後にホテル近くのインターネットカフェでメールチェック。
ゲームセンターの奥にあって、韓国人の店らしいが日本語は通った(表示/入力共に OK)。
なんと Yas がカナディアンロッキー方面へ向かいつつある模様。
合流できるかわからないが、目標の日付を返信しておく。

明日帰国しなければならない林゛さんを哀れみつつ、荷物をパッキング。
テレビを見ているうちに爆睡。


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