カナダ・ユーコン 2003 夏

4. ヘンリー・アイランド 〜 スウィフト・リバー


6/21 (土) 曇り時々晴れ

キャンプ地

夜中にかなり強い雨が降ったらしい。
らしいと言うのは、熟睡してて全然気付かなかったため。熊ちゃんが出ても気付かないカモ。
気温はけっこう低い。すかさず David がコーヒーを煎れてくれる。極楽〜♪

8 時ころに朝食。
パンケーキにベーコン。それにフルーツだ。もちろん焚き火で調理する。
テズリンの時間は、まったりと流れる。特に急ぐこともないさ。
燃やせるゴミは全て焚き火で燃やす。トイレの紙も埋めずに燃やす。
燃やし尽くしたら、川の水を汲んできて、たっぷりと掛けて消す。

のんびり

11 過ぎぐらいにのんびりと出発。
曇り空だが気分は良い。川の上に出ると風が爽やかだ。
遠くに見える雪山と川岸に続く針葉樹林。川幅が広いので視界も広い。
1日目よりも流れは若干速いかなという程度。のんびりと流されていく。

白頭ワシが悠々と飛んで行く。
レイブン(大カラス)も見ることができた。

ほどなく、ラフトを組んでお茶タイム。
フネの上で飲む熱いコーヒーは格別だ。もちろん紅茶も用意してくれているので、お好みで。

ムースの糞を持つ Don ムースの足跡

左岸の湿地に上陸して Piss Stop。
動物の足跡がたくさんある。Don に聞くとムースだそうだ。
茂みに入っていくと、鹿類独特の丸い糞がたくさん。
どうやら、ここはムースの水飲み場のようだ。

パイクが居そうだということで、ルアーを投げてみるがアタリはない。
David がよく釣れる場所がもう少し先にあると言うので、そちらに期待。

15時近くになって、ようやく釣りポイントに到着。
右岸のクリークの流れ込みが瀞場になっている。
まずは遅くなってしまったランチだ。
ベーグルのサンドイッチをガイドが手早く用意してくれる。具はお好みで。

実績のある釣り場のようなのだが、アタリは相変わらず来ない。
パイクは水草の間に潜んでいるそうだが、ルアーが水草に引っかかるため釣りにくいのだ。
1時間ほど粘ってみたものの誰も釣れず。
日が射して来たので警戒したのかしら?

鏡のような水面

気付くと晴れ間が広がって、風も止んで暑くなってきた。
今日の後半はスターンを恵子ちゃんに任せてバウで景色を堪能。
鏡のような水面に雲が映る。至福の時間がゆっくりと流れていく。
ビーバーが川を横切るように泳いでいく。追いかけていくと、尻尾で水をはねて警告された。

しかし、ちとゆっくりしすぎたようだ。
日が長いので気付きづらいが、既に7時を回ってしまっていた。
予定より1つ手前のキャンプ候補地に上陸。

本命のキャンプ地ではないので、若干上陸しづらい。
順番に上陸し荷物を降ろし、フネは入江の奥側に並べなければならなかった。

テントを設営して薪を集めたら、懲りずに釣り。
鈴木さんがさっそく2匹釣っていた。ポイントを教えてもらって、おいらも2匹釣る。
このあたりは水草はないので、グレイリング。
ビデオを回した途端にヒットさせる太刀川さんはさすがの狩野川倶楽部会長だ。

カヌーを生け簀代わりに使っていたら、Don から怒られた。
魚のニオイが熊ちゃんを引き寄せてしまうからだ。念入りに川の水で濯ぐ。
教訓:カヌーに魚を入れるべからず。

カルボナーラ・カナディアンサイズ

10 時を回って、遅い夕食となった。
超大盛りのカルボナーラ。おまけにガーリックトースト付き!
でも皆ぺろりとたいらげる。いいぞいいぞ。

焚き火を囲んで、各自の名前の意味を英語(インチキ英語含む)で紹介する。
ふーむ、David は知性で、Katarina は無垢という意味なのか。勉強になるな〜
ちなみに Don の本名は Donald で、長くて気に入らないので Don と名乗っているそうな。
柿崎さんのボケが炸裂して大いに笑わせてもらう。

夏至なので、深夜なのに本当に明るい。
テントの中でも本が読めた。

本日の漕行距離: 30 km


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