SRX メンテ日記 (1998/03/15)
1. テールカウル修理
実は、97 年の 8月にテールカウルの右後ろ取付けボルト周辺が、
割れているのを発見していました。
とりあえずボルトで留まっていたので、見て見ないフリをして
なんとなく誤魔化していたのですが、
気付いたら他の箇所にも影響が及んでおり、なんとかしなくっちゃと思っていたところ、
ラッキーなことに、
モト・メンテナンス誌
の読者クリスマスプレゼントで
プラリペア というものが当り、
渡りに船とシーズンイン直前の駆け込み修理をしてみました。
モト・メンテナンス誌に感謝します (_._)
プラリペアとは、武藤商事が発売している ABS 樹脂等の接着材だが、
接着に限らず、欠損したパーツ再現をも可能とした優れモノ。
詳しくは、モト・メンテナンス誌 15号 P.132 あたりを参照してください。
今回は、プレゼントでもらった透明タイプを使用しました。
ちなみに隣に写っている黒いボトルは、デイトナに NHRA ドラッグレースを観に行った際に、
CASTROL のブースで配っていた SUPER CLEAN という
界面活性タイプのホイールクリーナ。
日本では見たことがないので、輸入されてないのかもしれません。
まずは、現状の確認。
見てのとおり、右側取付け部は完全に割れてしまい、
カウルに力が加わるとグラグラ動きます。
その影響で左側取付け部にもクラックが入ってしまっています。
SRX は振動がシートレールに発生するので、もともとテールカウルが割れ易いうえ、
キャンプ装備を過積載 (^^; した結果、こうなってしまったようです。
作業的にはいたって簡単で、粉末中に溶液を付属のニードルから一滴垂らし、
できた小さな塊を、接着したい面に乗せます。
さらに溶液を加えてどろどろにしたところで、
欠けた部品を張り合わせます。
硬化までの時間は瞬間接着剤よりは長いので、余裕があります。
瞬間接着剤のように粉を吹かないのがありがたい。
今回は、さらに強度を上げるために「ふりかけ方」というのも併用してみました。
これは、溶液を垂らしておいた上に粉末を降り掛けて隙間に充填するというもので、
接着部を上からカバーすることもできて、見た目にも丈夫そうです。
約 5分で完全硬化します。
今回はシートの下に隠れてしまう部分なので、特に再塗装もなし。
軽くバリをカッターで削る程度にしておきました。ほんと楽ちんです。
まだ走行耐久テストはしていませんが、指でぶら下げても全然平気です。
十分持ってくれることでしょう (^-^)
左側のクラックも同様に修理して終了!
ものの 30分もかかりませんでした。
おまけ
SUPER CLEAN テスト
思ったより楽にカウルが修理できたので、
ついでに SUPER CLEAN のテストもしてみました。
写真ではわかりづらいですが、左が使用前、右が使用後です。
スプレーして、30秒ほどおいてからウエスで拭き、水洗いするだけで OK です。
ブレーキかすや、しつこい油汚れがかなり奇麗に落ちました。
なかなか使えそうだと思います。
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