北海道 ツーリングレポート 1998 夏

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第 2 話 : またもや雨


8/16 (日) 雨 (;o;)

10ン年ぶりのツーリングトレインでは、寝ている途中で何度も目が覚めてしまった。
鈴の隣に寝てたにーちゃんがイビキはかくわ、寝言は言うわ、 だんだんと領地侵略してくるわ、おまけにクチャクチャと反芻まで始めるわ :-) で かなりニギやかだったのだ。
一番列車の汽笛で本格的に起こされて車窓から外を見ると雨だった。
ううむ、予報が当たってしまったか…

早朝の釧路駅前にて

みーちゃんは現在学生で、教官をダマして?遊びにきているとゆうことで、 鈴の執拗な誘いを蹴っても、速攻で旭川まで帰らねばならないとのこと… とりあえずみんなでお見送りに行った。

どーせなら、もう一週間ぐらい休んじゃえばよかったのにね〜
ま、そうもいかんか。

雨を避けるため、駅の軒下にはチャリダーやライダーが早くも集まり始める。 ツッチーは、みっちゃん(嫁)を迎えに雨の中バイクで出ていく。 今朝のフェリーで到着なのだ。
しかし、合羽をフネと一緒に宅急便で送ってしまったそうで、 みっちゃんはバスで釧路駅まで戻ってきた。
これで一応全員集合。
4者4様の集まり方をした割にはなんとかなるもんだ。携帯電話は偉大である。

ちなみに、この東京 <-> 釧路の近海郵船フェリーは、来年('99)の秋で廃止ということ。
道東へのアシがなくなるという切実な問題もあるが、なによりも寂しいニュースだった。

日曜なので和商が開いていないため、釧路駅付近で朝飯を食べる場所は 限られてしまい、結局駅ビル中のミスドーで各自てきとーに食べることに。
集まったポイントカードでゴジラのちっちゃなレジャーシートをもらったのが 道中結構役に立った。

鈴とツッチーはバイクを置かせてもらいに、雨の中、昨夜の甚兵衛へ…なかなか忙しい。 その間においら達はパッキングを済ませ、駅構内でぶらぶら待つ。
12:30 に弟子屈着すればいいので時間的には割と余裕があるのだが、 ノロッコ号 の自由席を狙っているので、改札が始まるチェックは欠かせない。

これ見よがしにカニ飯を食べるジャンケン勝者の二人

列が出来始めたころに、ようやく二人が戻る。
すぐさま改札開始。うまいこと左(湿原)側に席が確保できて一安心。
すかさず駅弁を買いに走り、列車の人となった。

ノロッコ号は写真ポイントではゆっくり走ってくれる。
岩保木水門や、細岡付近の釧路川の景色はなかなかだった。
雨の中、カナディアンが3艘下って行くのが見えて気分は盛り上がる。

ノロッコ号は糖路駅が終点。しばし待って普通列車に乗り換える。
一緒になった輪行中の学生チャリダー君の装備を見て、時代を感じてしまった。
なんせサイドバッグがワンタッチ装着のドライバッグ仕様なのだ。かっちょいい。 真っ黒なゴミ袋を駆使して帆布製のバッグを防水してたのは遙か昔か。

車窓から牧場の景色なぞを眺めつつ、ほどなく弟子屈(摩周駅)着。
時間通りに ノースイーストカヌーセンター の人が車2台で迎えにきてくれていた。
スーパーで買い出しするのを待ってもらった後、事務所へ向かう。 宅急便で送っておいたフネを受け取り、ひととおり川の説明をしてもらった。

難所と言われる「土壁」の攻略法などのたくさんの有益なアドバイスをもらい、 「南弟子屈の瀬」の完全攻略ルートを苦心の末ダッキーで開発した武勇伝を聞いて、 やっぱりポーテージしようと心に誓う我々であった (^^;

屈斜路湖まで送ってもらう途中でも、下見よろしく所々川のポイントにも寄ってくれて、 休憩ポイントなどさらにいろいろ教えてもらった。
これで 3,500円は絶対に安い !! つぶやきシロー似の :-) スタッフさん、どうもありがとうございました。

カヤッカーをアピールするため(笑) パドルをタープのポール代わりにするの図

大雨の中、和琴湖畔キャンプ場にテント設営する。
トイレに近くてちょっと臭うが、この天気では移動もままならない。 バンガローも考えたのだが、予約でいっぱいだった。
フネは組み立てる気にもなれず…

キャンプ場横のホテルで温泉に入った後、そそくさと夕食の準備。
今晩のメニューはお約束のジンギスカン。甚兵衛で差し入れてもらった 「ツブのワサビ漬け」の瓶詰めがめちゃめちゃ美味かった。

頼む、明日は晴れてくれ


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