北海道 ツーリングレポート 1997 夏
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(第 7 話) 道東へ
- 7/31 (木) 曇り→晴れ→雨 (T.T)
思いがけず休養してしまったこともあり、気合を入れて朝 5時に起きる。
今朝は某所へナキウサギを観に行くのだ。
前夜に話をして乗り気になった CB-750 君と一緒に、皆を起こさないよう
暖機もそこそこにそぉっと出かける。
十勝平野は深〜い霧の底。
R274 の直線道路もまったく見通しが効かず、視界 100m ってとこ。
それでも扇ヶ原展望台から然別湖へ上がると霧が晴れ青空が!!
う〜む、すばらしい普段の心がけ :-) 絶好の観察日和だ。
AM 6時過ぎ、某所に到着。
しばらく待っていると、あのピキーッという鳴き声が。
初対面の CB-750君は感動に打ち震え、おいらも涙が出そうになった(本当)。
ここは環境破壊も甚だしいうえにまったく無用な道路建設の是非でもめている場所だが、
けなげに彼らが生き残っていてくれていることが、すごく嬉しい。
このようなすばらしい場所を、たかが役人風情や土建屋の都合で
壊されたのでは堪らない。あってはならないと強く思う。
7時過ぎまで観察をし、来た道を霧の中へ降りる。
宿に戻って朝食をいただき、Bronco も再びフル装備状態になり、R241 を足寄方面へ。
天気がみるみる良くなっていく (^-^)
上足寄を通り過ぎるころには暑くなってTシャツ姿にチェンジ。
なんとなく走り続けたい気分でオンネトーはパス、釧北峠へ R240 を左折し
美幌方向へ。やっと工事が終わって開通した津別峠へ登るのだ。
津別町までの道と景色は割と平凡で、残念ながらそれほど見るものはない。
ただ、収穫の時期が近づいた麦畑の横を通る時の
なんともいえない香りは素晴らしい。
津別峠は初のチャレンジ。
昔、チャリダー時代にも登ろうかと思ったことはあったのだが、
ルート選択の絡みもあって登る機会がなかったのだ。
道は狭く、制限速度の標識と路肩を示す棒(?)がやたらと目に付く。
峠頂上から展望台までの道はまだ未完成で、歩けば行けそうだったが
今回はやめておいた。
峠を少し降りると屈斜路湖が木々の隙間から見え隠れする。
なかなか眺めがいいので大休止とし、
溶けかけたキットカットなぞをかじりつつぼけ〜っとする。
若干ガスっているけど涼しげな風が気持ちいい。
ここを通る車は少なく、出会ったのはバイクも OFF車が 1台と
屈斜路湖方面からピストンしてきた Dio-BAJA が 1台のみと静かだった。
12時を過ぎた。さすがに腹が減ってきた。
「とほ」を眺めて、硫黄山の近くにカレー屋さんがあるのを発見。
よし、今日のお昼はカレーだぁ!
屈斜路湖畔へ降りる。
つづく
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