北海道 ツーリングレポート 1995 夏
(第12話) 再見
(つづき)
天気はここまで快晴。念願の落石の夕陽が見れそうだ。
-
MTB でふうふう坂を登ってカジカの宿まで戻る。
ようやく倉庫ができて雨さらし状態から脱却できたので自転車の調子はいいようだが、
メンテ係を勝手に拝命している ( ^^ ; ので、ちょこっと診てみる。
と、フロントのQレリースが逆についていたのを発見。
危ないよぉ下手すりゃちょっとしたショックでホイール外れちゃうよぉ…
BBにもガタが認められたがレースに出る車両でもないので許容範囲か。
でもチェーンはそろそろ替えた方がいいねなどと一応伝えておく。
ボランティアで整備の仕方をカジカさんに教えてあげてください >
チャリダー諸氏 (^-^)
そんなこんなで、今日のお客さんがだんだんと到着してくる。
今朝、春国岱で見かけたのはやはり小森号だった。
名古屋ナンバーのBIG-1 の怪しい :-) タンデムは、
ほっかいどガイドMLメンバーの安部さんだった。
原口パワーが霧多布方面に逸れたので、飛び込みの女の子も来た (^-^)
まいどのおいしい夕食を早めに終って今日こそ念願の夕陽を!
浜まで送ってもらう。ちょっと肌寒かったけど、
夕陽をバックに波打ち際をカモメがすうっ〜と飛んだりしてそりゃもういい感じ。
いやー3年目にしてやっと見れました。満足満足。
夜になると急に濃い霧が出てきて窓の外を覆いつくしてしまう。
やはり今日はラッキーな一日だった。MTB もタダにしてもらったし (^-^)v
本日の走行距離 104 km
- 7/27 (木) 霧のち晴れ
霧は朝までちょっと残った。落石駅前の蛍ちゃんの病院の写真を撮って (^^;
から太平洋シーサイドラインへ。霧の晴れ間から見える景色が素晴らしい。
今回の旅も残すところ1.5日、有意義にツーリングしたい。
一旦厚床駅前まで戻りフィルムを購入。一眼レフを買ったばかりなので
嬉しくて嬉しくて36枚撮りを3本使い切ってしまったのだ。
24枚撮りを1本購入。たまたま通った花咲線の汽車を見学。
再びシーサイドラインへ。恵茶人付近の沼で今年初の丹頂に遭遇。
遠過ぎて双眼鏡ではツガイが確認できたのだが、
105mm のカメラではほとんど点だった…
トンネルを抜け浜中へ、前方にものすごい霧の固まり。さてはと思うと、
前方から見慣れたバイクが…賢明な読者の予想どおり原口さんだった。
まだこんなところをウロウロしているとわ :)
MGロードへ行こうとして逆に走ってしまったらしい。
しょうがないので一緒に MGロードへ…
途中琵琶瀬川を横切るところで川と湿原を眺めていたら、
上流からカヌーが2隻下ってきた。どうやらここで上陸するらしい。
興味津津で眺めていると最初の女性は苦労したもののなんとか上陸した。
次におぢさんが上陸しようとしてカヌーを岸に対し並行に着けた。
「ほほう」と思って見ているとどうも下半身が自由にならない模様。
「ひっくり返るんぢゃないか?」と思った矢先、
見事にひっくり返って泥だらけになっちゃった哀れなおぢさん。
みんなで大爆笑してごめんなさい。
霧多布市街はすごい霧だったが、湿原一帯は晴れていたので湿原展望台へ行ってみる。
入場無料。なかなか真面目な展示、
かといって堅苦しいでもなくなかなか興味深い。
原口さんがテントを撤収していないというので、霧多布キャンプ場まで
一緒に行ってみる。すごい霧でシールドとジャケットに水滴がびっしり。
当然、霧笛も鳴っていた。撤収して昼飯でもと思ったが、
せっかくなのでアゼチの岬へ。柵の先の先端付近まで行ってみたが残念ながらエトピ
リカは見えなかった。湿原展望台のおにいちゃんの話だと、
この季節は海に浮いていることが多いそうだがカモメの方が絶対的に強そうだ。
体が冷えたので暖かいものが食べたくなった。ラーメン屋に入る。
味噌ラーメンを頼むが味はイマイチだった。麺もちょっと変わってたかな?
壁にペアでかかった 加納典明 と 東ちずる のサインが郷愁を誘った…
霧の琵琶瀬展望台はパスして涙岬へ。小森君がここでラッコを見たとゆう話。
二人して必死で双眼鏡で探索するがそれらしきものは発見できず。
まさか自分で浮いてたんぢゃないだろなぁ :P
霧が晴れてきた。厚岸までバイクを飛ばして道の駅コンキリエへ。
噂の弁天島丼を食べなければならない。
ラーメンを食べてそんなに時間が経ってなかった二人だが、
なるほど、とろろ昆布は柏手もの((C)将太の寿司)美味しくいただきました。
下の売店でアザラシバンダナと耳かきをなんとなく買ってしまう ( ^^ ;
ここから国道を避け、標茶へ抜ける道道(国道?)を走るが、
太陽が正面から顔を直撃し、まぶしいのとポカポカするのと満腹で、
超〜眠くなる。二人とも標茶まではなんとかして我慢する。
今日の泊まりは900草原キャンプ場の予定。原口さんは直行、
おいらは多和平経由で行くことにしてここで別れる。
が、変な横道に入ったせいか、えらい遠回りしてダートも苦労して走って
ようやく多和平にたどり着いた。すでに何人かがテントを張っていたが、
何故か写真を撮る気にならず、トイレに寄っただけで引き返してしまった。
R243 へ抜ける道は工事中、荷物が落ちそう ( ; _ ; )
国道へ出て弟子屈方面に向かうとすぐに対向車からパッシング。
こんな時間に?と思ったがそれほど急ぐわけでもないのでゆっくりと流す。
果たして、R391 との分岐の手前の直線の草影でおまわりさんがレーダーしていた。
今回も助かった、感謝感謝。
分岐近くのホームセンタに寄り、バッテリ補充液を購入。
SRX はキックなのでバッテリがなくてもそれほど問題ないのだが、
エンジンかけないとライト類が灯かない状態までなるとやはり都合が悪い。
久々にシートを外してみると案の定バッテリ液は空っぽだった ( ^^ ; ; ; ;
夕暮れ近い。900草原へ登る
(つづく)
Prev | Index | Next