北海道 ツーリングレポート 1995 夏
(第11話) 根室ライフ
(つづき)
この夏、新しくなった開陽台は是非ともチェックせねばなるまい。
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駐車場には「ハイジーの家」はすでになく、
階段の上には見なれない円筒形をした新しい展望台の建物が建っていた…
取り敢えず登ってみる。
屋上は何かスタジアムのような作り。無料の双眼鏡は健在だった。
もっともまだ雲が多くて展望はイマイチだったけど。
妙な音楽なぞを鳴らしていないのでまだ救われるかな。
中へ入って土産物屋を通って「新・ハイジーの家」へ。
をお!見なれたテーブルと椅子がある。
綺麗なエプロンをつけたお母さんが働いていた。
おいらはこの時期になると、ふらっと現れてコーヒー一杯飲んで世間話をするだけ
(実はライダー定食は食べたことがない)なのだが、
お母さんは覚えていてくれた ( ^^ ) 7/1 OPEN ということで
日々まだ模様替えをやっていて、ようやく落ち着いたかなという話。
今年もライダーのお守り・手編みのカウベルをもらった。
帰りがけには裏からひょっこり出てきて驚かせてくれたお母さん。
どうもありがとう。来年は来れないけどまたいつか来るよ。元気でね。
中標津から別海経由で厚床へ。走ってて気温がぐんぐん下がるのが解る。
それまでTシャツ1枚だったが、たまらずジャケットを着込む。
おまけに霧が出てきた。さては原口さんが近くにいるな…
シーサイドロードに入ると昨年の地震の影響で数箇所で道を堀起こして
改修工事を行なっている。リアに荷物満載しているので、
段差にまともにはまるとヤバい。工事箇所は霧の中突然現れるので始末が悪い。
なんとかコケずに落石に到着。不思議なことに霧は晴れていた。
うまく行けば夕陽が見れるかも!カジカの宿にチェックイン。
聞くと原口さんも今日予約しているそうだ…案の定女の子の宿泊者は0。
恐るべし原口暗黒パワー。
早めに食事を終らせて、
カジカさんの車で浜まで夕陽を見に連れていってもらう。
ちょっと雲が多いものの「夕陽」ならず綺麗な「夕焼け」を見ることができた。
帰りがけに港によってサンマ船を見学。イサリ火で集魚するとは知らなかった。
本日の走行距離 198 km
- 7/26 (水) 晴れ!
原口さんが霧多布のキャンプ場に移動するというので連泊を決意する :-)
いまのところ今日の宿泊予定者に女の子はいないが、
なんとここで去年も会った小森君(小林亜星レプリカ)が来る予定だという。
免許を取ったらしいので車で来るとのこと。世間の迷惑にならなければいいが :P
久々に納沙布岬まで行こうと思い、タンクバッグ1個だけで走り出す。
途中、春国岱を歩いてみようと思い、
駐車場に SRX を停めると湘南ナンバーのオンボロの怪しい車が…
これ小森号ぢゃないのか?
春国岱は暑かった…日射病になりそうなぐらい。
キツネとアオサギは沢山見たけど、途中でショートカットしてしまったので、
奥の方にいたらしい丹頂とアカゲラは見ることができなかった。
地震の影響で手前の橋が傾いて通行禁止になっていたが、
この暑さの中戻るのはしんどいので、
そお〜っと渡ってしまったのは許して欲しい (^^;
途中、お馴染みの加川水産で花咲カニを送る、気温27℃だが、
根室にしては異常に暑いらしく蝿が異常発生していた。
ホクレンのにいちゃんも暑くてかなわんとこぼすほど。
根室市街からは今回は右回りルートを取った。今日は国後がよく見える。
納沙布岬は2回目だが、今回もよく晴れていた。
前回見れなかった資料館をじっくり見た後に、アイスクリームを食べ、
土産物屋で「花咲カニTシャツ」を買う。これぢゃ単なる観光客である ( ^^ ;
歯舞漁港に寄ってみる。港の奥に新しそうな橋が架かっていたので、
島の写真でも撮るかと行ってみるが、あまりいいアングルはとれなかった。
根室市内に戻る。ぼちぼち1時近い。カジカさんに教えてもらった回転
寿司屋に行ってみる。清里で食べ損なったのでどーしても食べたかったのだ。
場所は根室グランドホテルの隣の「はなまる寿司」
ここが予想以上に美味しい!!カジカさんによると注文をよく忘れられちゃう :-)
とのことだったが、時間が時間でほとんどお客がいなかったため板さんとサシ状態。
ばりばり注文する。味は当然のことながら内地の回転寿司とは比べ物にならない。
ネタは120円〜250円程度。
めったに食べられないサンマも120円だったので2皿食べたじょ (^-^)v
なお、後でわかったのだが、翌日(7/27)が開店一周年記念ということで
大幅値下げのサービスデーということ。
でも平時でも絶対満足できると思う。
お吸いものサービス付きで 2000円以内で満腹確実。ああ幸せ。
すぐに走るのは辛かったので東根室駅近くのTSUTAYA書店でしばし立ち読み。
さらに文庫本を一冊購入。根室ライフを満喫するおぎのであった (^^;
落石に戻る途中で浜松付近の景色を初めて見る。
過去霧の中でしか見たことがなかったのだ。めっちゃ綺麗。
ユルリ/モユルリ島もくっきり。
「北の国から'95」で純君が車を停めたのはこのへんらしい。
カジカの宿へ戻り、MTBを借りて周辺探索。
3時を過ぎてしまったので、夢層平はあきらめ、
途中、蛍ちゃんの家の写真など撮りつつ(マニアックぢゃ^^;)落石岬へ。
MTBならゲートの先まで入り込めて便利。
落石名物(?)巨大ミズバショウをながめつつ木道を歩く…
が腐りがひどくて場所によっては結構危ない状態。注意して歩く。
木道でふと後ろを振り返ると人が歩いていてめちゃくちゃびっくりした。
落石岬で他人に会うのはめずらしい :-)
阪大生だというバックパッカーと岬に寝っころがってしばし歓談。
なんと今夜の夜行で札幌まで行くという。
落石に泊まっていけばいいのに (^-^)
天気はここまで快晴。念願の落石の夕陽が見れそうだ。
(つづく)
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