北海道 ツーリングレポート 2002 夏

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第 7 話 : 富良野観光


8/31 (土) 曇り時々霧

珍しくおいらの写真

朝飯を食べた後、札幌へ向かう林゛さんと別れる。
いままでカリブに荷物を積んで来たので、ブロン子ちゃんは久々のフル装備。
下界までのダートを慎重に下る。

天気予報は曇り時々雨と怪しい。さて、今日の行き先をどうするか?
徐々に札幌方面に近づかねばならないのだが、まだ日にちはある。
とりあえずいい案が浮かばなかったので、新得へ抜け、富良野方面に向かってみる。
先日下った十勝川の出発点を再び通ったので橋から覗き込むと増水は収まっていた。

狩勝峠は深い霧の中だった。気温も低い。
8月最後の土曜日だということを思いだし、雨の可能性もあるので、今のうちに屋根付きを押さえることにする。
友人から「是非寄れ」と言われていた美瑛のライダーハウスに電話。予約はあっさり取れた。
向こうの天気はまずまずのようだ。缶コーヒーで暖まった後に出発。

下界は霧はなくてまぁまぁの天気。南富良野の空知川の国体カヌー会場を偵察。
おお、ビーバーカヌーってこんなところにあったんだ。
川幅は思ったより狭く、水量も少な目で、川下りをしている人は居なかった。
しかし、増水したら大変な流れになるだろうな〜という予測は付く。

国道から離れ、農道を通って麓郷へ抜け、なにも考えずに麓郷展望台へ。
道は気分が良いのだが、気を抜くと慣れ親しんだコースをつい通ってしまう。
一応、「北の国から」最終回の年でもあるので、五郎の石の家も見に行く。
家の前に以前はなかった櫓が出来ていて、やや上方から家を眺められるようになっていた。
観光客は相変わらず多いので、そそくさと離れる。麓郷に戻って給油。

ニングルが棲む杜

観光地に来てしまったのだからと開き直って、行ったことのない富良野チーズ工房へ向かう。
想像していたより山の中で小綺麗。一通り見学ルートを見てチーズを試食。なかなか美味い!
2Fにチーズを使った料理を出す店の案内があったので、昼飯用にチェックする。

さらにイキオイで、新富良野プリンス横のニングルテラスへ。もぉ観光一直線。
なるほど。小さいログハウスの売店を木道通路で結んだ作りだったのね。
おやぢライダーには似合わないのは承知なんだけど、中身はけっこう面白い。
木の枝で作った楽隊なぞは良いと思うが、あまりに雰囲気がお洒落なので意地でも買わない(笑)
ま、デートコースにはいいだろなぁと。

2時近くになってしまったので、遅めの昼飯に。
もちろん先ほどチェックしたチーズラーメンを食しに行くのだ。
北海道中心碑からほど近い「かりん」という店。
時間が遅かったのでやっているか心配したのだが、無事に食べることができた。
味噌+チーズ味はコクがあるのにしつこくない。かなり美味かった。オススメ。

ライダーモードへ戻り、ベベルイ零号線を目指して東へ進む。
が、悲しいかな完全に舗装工事は終わっておりダートはない。
上富良野の市内へ向かわずに十勝岳温泉方面へ。高度が上がると霧が出て来る。
おかげで山は見えない (T_T)

望岳台からの十勝岳

凌雲閣まで一気に登る。逆バンク気味の箇所が何ヶ所かあるので少々注意が必要。
登山道入り口でしばらく待ったが霧が晴れないので下ることにする。
吹上温泉は相変わらずの混雑で、あっさりパス。

狭い道で苦労しているリッターバイクを突っつきまくって望岳台へ。
しばしぼけ〜っとしていると、風が霧と雲を追い払って十勝岳を望むことができた。
寒くなってきた。そろそろ宿へ向かうか。

で、今日の宿は「プラネタルーム」というトコロ。
見かけはまぁ少々古い農家を改装したものでフツーなのだが、オーナーの性格が濃い(笑)
元バイク整備士ということで、メカに弱い人には良いと思う。
が、食欲の少ない人と、テンションの低めな人には向かないかもしれないなぁと。

夕食時に久々にテレビを見ると、またもや台風が近づいているらしい。
今年の夏は奄美・沖縄から台風続きだったが、北海道まで来てコレか〜!
ケータイとデジカメを充電し、明日も降られないことを祈って寝る。

本日の走行距離:217km


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